私たちは日々、様々な出来事に遭遇し、様々な感情を経験しています。しかし、その多くは偶然や運によるものだと考えていないでしょうか。
日々直面する「現実」は自分自身が引き起こしているという考え方があります。潜在意識に蓄積された無意識の感情、思考が顕在化しているのが「現実」です。
そして「現実」の現れ方にも様々なケースがあります。今回は私に表れた体調不良という現実と、植物との関係について記事をつづってみます。
この経験があなたのお役に立てば幸いです。
現実を引き起こす潜在意識とは
潜在意識とは、意識的に認識することができない心の奥底にある領域です。過去の経験や記憶、信念などが蓄積されており、私たちの思考や行動に大きな影響を与えています。
「引き寄せの法則」や「思考の現実化」といい、強く思い描いたものが現実に表れる現象が起こることは多くの人が知るところですが、実際にはすべての思考が現実化しているといえないですよね。
高級車が欲しいと思ってすぐにマンションの部屋の中に高級車が現れるわけではないですから。
この現実化を本当にコントロールしているのは、私たちが意識的に認識できないレベルの「潜在意識」 に蓄積された経験・記憶・信念のほうなのです。
物理的に考えていきなり高級車が目の前に現れることは無理だということ、そもそもそれが現実化してしまったらとても困るということを、私たちは無意識の信念で理解しているので、「高級車が現れないという引き寄せが起こる」わけです。
つまり「引き寄せの法則」「思考の現実化」において、潜在意識に刻まれたもののほうが圧倒的に優位です。そのため、ちょっと頭で考えたレベルの思考(顕在意識)が現実化しない!と困っている人が多いということになります。
体調が植物に表れる
そんな潜在意識に刻まれたものは、ありとあらゆる形で現実として目の前に現れています。
特に意図していなかったけれど、ちょっと体調が悪いときに約束していた相手のほうからキャンセルの連絡がきたという経験をした人は多いのではないでしょうか。
現実はありとあらゆる形で現れるので、ときには植物などの生物の姿から自分の潜在意識に刻まれたものを読み取ることもできるかもしれません。
私自身の経験をお話しします。
2024年の梅雨入り頃から体調不良が相次いでおり、週1回レベルで何かしらの不調を発していました。そのうち最悪だったのが、皮膚が異様に乾燥し発疹・かゆみが止まらず仕事に集中できなくなったことです。
風邪をひき処方薬をいくつか飲んだあとの発症で、アレルギーを疑っていますが、エアコンを使い始めたのも原因かと考えています。
私は寝室の窓際にいくつか鉢植えを置いているのですが、そのうち一番新しく購入したツルニチニチソウだけ、葉がどんどん枯れてしまっています。
葉は何度も枯れてしまうのですが、生き残った葉は分厚く濃い色に変化し、茎もしっかりと立っています。これはどういうことなのだろうと思いを巡らせてみました。
実は2020年くらいから、私は毎年全く違う内容の体調不良に見舞われています。そのたびに休んで、癒やして、を繰り返してきたのですが、根本がまだ癒やし切れていないのかもしれません。
そう思うと、ツルニチニチソウの姿は、傷ついてなお立ち続けてきた私自身を思い起させるものがあります。
それに気づいたときに「今まで気づかずに来てしまってごめんね、ゆっくり向き合って癒やされて行こうね」と自分自身にも語りかけるようにツルニチニチソウに向き合うと、体のかゆみも少しずつ消えてきています。
そして思い切ってツルニチニチソウの枯れかけた枝葉をすべて切り戻し、短い茎だけの状態にしたところ、数日でみずみずしい新芽が生えてきています。同時に体の発疹・かゆみもどんどん良くなりわずかな痕跡を残すばかりになりました。
身の回りの変化にしっかりと向き合って丁寧にケアすることで、自分自身も癒されていくのを実感した経験となりました。
すべての現実が自分に教えてくれる
丸山敏雄著「万人幸福の栞」の中に、「人は鏡、万象はわが師」という言葉があります。
周囲の人はもちろん、植物や動物、自然の動きも自分自身が写しだされたものであり、自分自身の心の持ちようを変えれば家畜などもそのように変わっていくという話です。
今回、私は家の中の植物から自分の状態について教えてもらったのです。
まとめ
今回は現実は自分自身が引き起こしているということを、体調不良と植物の関係から書き表してみました。
潜在意識の仕組みを知れば、自分自身の周りにあるものは、すべて自分へ何かを教えてくれていることに気づけるはずです。
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